美容院のドアをくぐる。この瞬間は緊張する。おしゃれでないわたしには場違いと思ってしまう。案内されるがままに、わたしはぎごちなく席に座った。 オーダーも苦手だ。おしゃれな用語も、どうしたらおしゃれになるのかもわからないからだ。適当にお願いする…
そう人生はうまくいかない。画面に並ぶ「はずれ」の文字をスクロールし、そう実感した。 昨日、わたしはなにかの気が向いて、くじを購入していた。今、それらのすべてがはずれであったことがわかったのだった。 まったく、わたしは対してお金に恵まれている…
小一時間ほど眠ったわたしは、目を覚ますとスマートフォンを手に取った。時刻は20時を回っていた。中途半端な時間だ。疲れ果てていたわたしは、朝まで眠っていたかったな、と思う。 この頃、精神的な調子が良くなかった。それに加え、仕事も忙しい。わたしは…
文章を書こう。電灯を消した暗い部屋で、わたしはベッドに横になったまま、スマートフォンを手にした。昨日、寝る直前に、物語のように記録を書いたら楽しいのではないか、というアイディアを思いついたのだった。 このところ、またはてなブログをやろうと朧…